周りの皆はすごい成績ばっかりだし、仕事もできる人たちばかり。
他人と比較する癖をやめたいなぁ。
「他人と比べるな」って難しいことだけど、考え方を間違えると、一生成長しないんじゃないかと思った次第です。
「人と比べる」って実は良いことで、この解釈を僕も含めて、間違えている人が多い。
なので、本記事を参考にしながら、「人と比べる」ってことについてもう一度考えていきましょう。
前提:「人と比べる」について理解しよう
すぐに理解できる内容なので、サッと読み進めてください。
「人」は置いといて、「比べる」の意味をみていきましょう。
二つ以上のものをつき合わせて差異や優劣などを調べる。
この「二つ以上のもの」というところが、今回では「人」に変わり、「人と人をつき合わせて差異や優劣などを調べる」ということになります。
何が言いたいのかというと、比べる行為は、ただの「行動」でしかないってことです。
比べるという行動に対して、「つき合わせて差異や優劣を調べたあとのこと(感情など)」はまた別問題。
ただ勝敗を競うこと、ただ優劣を調べることでしかないわけで、ほとんどの人が比べ終わってから、勝手に喜んだり、落ち込んだりしてしまいます。それが、人と比べるのは良くないとされる原因でもあるわけです。
まずは、「人と比べる」っていう行為はただの行動でしかないということを理解しておきましょう。
人と比べるのは実は良いこと
ここから、本題へと入っていきますが、人と比べるのって実は良いことです。
なぜなら、人と比べることで以下のようなことが分かって成長につながるから。
- 他人に持っていて自分に持っていないものが分かる
➤お金?スキル?顔面偏差値? - 自分の今の実力からポジションが分かる
- 自分は何ができて何ができていないかが分かる
ハッキリ言って、これだけ情報収集ができれば、伸びしろしかないですよね。
他人と比べて見えてきた課題をコツコツと改善していくと、間違いなく成長につながります。次に他人と比べたときは、例え超すことはできなくても、1回目に比べたときの自分より成長していることでしょう。
ただ、「人と比べる」という行為そのものは良いことなんだけれども、ほとんどが陥ってしまう最悪な状況はこちら。
人と比べることで卑下してしまうことについて
ほとんどが他人と比べて自分を相手よりも劣った奴だと決めつけます。つまり、自分を卑下してしまっているのです。
これだけで終わればよいものの、更に悪化し終いには、「あいつには実績も経験も時間もあったから成功できたんだ」なんてことも言い始めるわけです。
もちろん僕もこの一人のわけで、例えば今運営しているブログでもそう。Twitterでもそう。
- 「あの人より早く始めたのにもう収益が伸びてる」
- 「あの人は1ヵ月でフォロワーが1000人も増えてる」
「まぁ、あの人はセンスもあるし、時間もあるし、そりゃあ成功するよね」みたいな。
本来、僕がブログを運営し始めたのも、Twitterを運用し始めたのも、ただ「楽しそうだから」ということでしたが、この場合はもうそんなこと見失ってますよね…
何が言いたいのかというと、他人と比べて卑下するから自分は落ち込んでモチベーションが下がるわけだし、いつまで経っても変わらないままなわけです。
自分と他人とのギャップに絶望するのも分かります。僕も何度もその経験はしてきました。ただ、他人とのギャップってもう何にも変えられない事実なのです。だから本来、人と比べたあとに取る行動って、格好いい言葉で言えば「努力」なんですよね。
そこをはき違えて、ただ他人と比べて勝手にモチベーションを下げて、「自分にはもう無理だ」とか「もうどうでもいいや」ってなるってハッキリ言って間違い。
じゃあ、他人と比べて卑下しないようにするためにはどうするの?ってことを、次の見出しから紹介していきます。
人と比べるときに卑下しない対策
僕が思う具体的な対策は以下の3つ。
- 「自分は自分、他人は他人」の考えを持つこと
- 自分を分析して何ができて何ができないのかを知る
- 本当に嫌な情報ならシャットアウトする
上記3つだと僕は思ってます。
順番に解説していくので、参考にしてみてください。
対策①:「自分は自分で他人は他人」の考えを持つこと
「自分は自分、他人は他人」
この言葉、よく耳にする言葉でも、意外と実行するのが難しいことでもあるんですよね。
やっぱり、どこかで世界的な常識とか、他人からの評価とか価値観で自分を見てしまいます。挙句の果てには、やりたいことがあっても挑戦せず、また自分をダメな奴だと思う無限ループに陥る、「自分を卑下する癖」が付くわけですね。
これを読んで、そうはなりたくないと思うのが普通。
じゃあ、まず何を変えればいいかって、極端な話、考え方を変えるのが一番効果的なのです。
結局は、自分の物差しではなく、他人や世界の物差しで自分を測るからダメなわけで、「自分は自分、他人は他人」という考え方に変えれば、自分の物差しで自分を測るようになります。
つまり、対象は勝手に過去の自分になりますよね。
自分という人間は、世界で一人でも、他人なんて世の中にいっぱいいます。したがって、自分を測ろうと思うのなら、物差しは世界中に溢れてるわけです。それを一々、自分に当てはめて考えると、そりゃあどこかで自分のほうが劣ってるってなりますよ。そうなれば、もうそれは他人目線での自分です。
一個の物差しで、自分を測るほうが何倍も楽なんですから、まずは考え方を変えていきましょう。徐々に慣れていけます。僕も徐々に慣れ初めてきました。
対策②:自分を分析して何ができて何ができていないのかを知る
じゃあ、紹介した対策①の「自分は自分、他人は他人」の考え方に慣れていくにはどうするのか?っていうと、ここで紹介する「自分を知ること」なのです。
(なんか、対策の対策みたいになってますが、許してください。笑)
僕もそうですが、自分のことでも、意外と自分自身が分かってないことってよくあるんですよね。一旦、立ち止まって自分を見つめ直しましょう。
- 自分は何が得意なのか
- 自分は何が苦手なのか
- 自分のできることは何か
- 自分のできないことは何か
- どんな生き方が理想なのか
あげればキリがないですが、まずは自分をよく知りましょう。
自分を知ることで、「自分は自分、他人は他人」という考え方に慣れていきます。それはなぜか。簡単なことです。
- 「あの人はコレができる。でも、自分には苦手なこと。じゃあ、自分には何ができる?」
- 「あの人は短期間で成果を上げている。でも、自分はすぐに成果出さなくていいかな。じゃあ、とりあえずの目標でも決めようかな」
みたいになってくるからです。
どうでしょう。
卑下して終わっていた頃より、遥かにレベルアップしているのが分かりますし、なんか成長しそうな感じしません?まぁ、これはあくまで僕の例なんですが、自慢みたいになってスミマセン。笑
なので、自分を知ることって、とっても役立つし、プラスに捉えられるし、新たな挑戦にも繋がるし、良いことばかりなんです。だから、まずは自分を知っていきましょうね。
対策③:本当に嫌な情報ならシャットアウトする
究極の対策はコレ。
本当に嫌な情報(自分と比べるような情報)は、シャットアウトしましょう。
そうすることで、自分と他人を比べてモチベーションが下がることもありませんし、無駄に疲れることもなくなります。
ただ、注意してほしいことがあって、それは自分の成長を止めてしまう恐れがあることです。なぜなら、シャットアウトするのは簡単なので、ついそこまで嫌じゃない情報まで遮断することがあるから。
そう、シャットアウトするのって簡単なんですよ。
例えばSNSなんて、ミュートとかブロックしてしまえば、見れなくなりますよね。なので、とにかく自分のモチベーションを下げたくないからって、何でもかんでもシャットアウトしてしまう。
これマジで面白くないですよ。僕も経験しましたが、適度に自分を比べてしまうような情報はあったほうが良い刺激を受けます。なので、全部を遮断するのは控えましょう。
じゃあ、どんな基準でシャットアウトしていけばいいかというとこちら。
- 自分と比べて中級者~上級者レベルの人はシャットアウト
➤ただ、神レベルの人は残しておきましょう、自分のタメになります - とにかく比較してしまうような人はシャットアウト
➤レベル関係なく
こんなこと書いてると、勘違いされそうですが、僕のSNSではシャットアウトしている人はいません。笑
ただ、このシャットアウト方法だと、間違いなく良い刺激も受けられつつ、嫌な情報は遮断できます。なので、上記を参考にしながら、嫌な情報をシャットアウトしてみてくださいね。
人と比べるのは必ずしも悪いことではない
ここまで、人と比べるのは良いことについてや、自分を卑下しない対策について紹介してきました。
最後にまとめをしておきますね。
- 人と比べる行為はただの「行動」でしかない
- 人と比べるのは実は良いこと
➤自分を成長させられる機会につながるから - 人と比べて自分を卑下することが悪いこと
- 対策①:自分は自分、他人は他人
- 対策②:自分を知ること
- 対策③:嫌な情報をシャットアウトする
自分と他人を比べるってついやってしまいがちなことですけど、実は良いことだってわかりました?
必ずしも人と比べることは悪いことではないのです。
「他人と比べるな」っていう言葉の本質を、はき違えている方はとても多くいます。
他人と比べることが悪いのではなく、「他人と比べて自分をダメなやつだと思うこと」が悪いのです。
人と比べる行為自体は生きていくために必須なことなので、本記事を参考に、他人と比べて嫌になってしまう癖を改善していってくれると嬉しく思います。
おわり